これが私の生きる道

私がライトワーカーとして生きるまでの道のりを綴ります

過去の私

まずは、今までの私がどんな風に生きて、どう変わってきたのかを簡単に振りかえります。

 

田舎に生まれる。自然あふれる環境の中で育つ。都会に憧れ、高校卒業後、東京で一人暮らしを始める。とにかく自由に憧れ、色々な世界を見たいと思う。

東京で学生一人暮らしが楽しくてたまらない。自分だけの家、時間の自由。ただ卒業したら実家に帰る約束なので、将来の具体的な目標はない。

この時に感じていた事は、どうしても私一人の時間がないと私の考えなのか、誰かの考えなのかわからなくなってしまうから、どうしても一人の時間が必要。って事。←今になって分かったけど、これってエンパスだよね。(のちに分かった事)

この時は自分の時間を持つという事を大切に出来ていた。

自分にあう職場を探し、その後も試行錯誤の繰り返しで自分のスタイルと構築していく。

今になって振り返ると、この時に私は無意識に、ビジネス講座でよく言われる、

「守・破・離」が出来ていた。自分を成長させるために必死でやっていただけだったけど。

そしてその仕事ぶりを認めてくれて、助けてくれる人もいたし、うまくいかない時もあって辛い時もあったけど、とにかくやりきろうと必死にやってみた結果、仕事での充実感も得る事が出来た。

この時の私は今になって思うと若さゆえ、気が強いし、自己主張も強いし、向上心も強い。そして何より自分はどんな事があっても大丈夫なんだという自分を信じる事ができていた。

当時は辛いと思っていましたが、今振り返るととメンタル強かったなー。

この時の私は自分史上メンタル最強。

そして、結婚した。

結婚して当初は幸せな日々で、それまで忙しくて身体を悪くしたということもあってしばらく休むという意味もあって主婦となる。

ところが、お相手が仕事は出来る人だし、頭の回転も速く何でもこなせる人。私はなんだか何も出来ないダメな人のような気がしてきて、知らないうちにストレスが溜まっていて、イライラする様になる。

でも、お相手の人はとにかく仕事に忙しいし、そもそも私はあまり自分の気持ちを話したり弱い自分を見せたくないから相談もできない。

誰かに気持ちを吐き出す事も出来ない。だって、普通に考えたらその時の私の環境はとても恵まれている様に見える環境だったから。

こんな事に不満を言うなんて贅沢なんだ。相手は一生懸命に働いてくれている。それなのに働いていない私が不満を言うなんてそんな立場にない。

そんな思いでいっぱいだった。

とにかく気持ちを押し殺してなんとかやり過ごそうとしたけど、気持ちは埋まらないしとにかく自分が色褪せていくような感覚になり、どんどん自分の感情を抑え自分の感情がわからなくっていく。

私は主婦で何にもないと思っていたし、何もないからこんなに我慢しないといけないんだ。

その何にもない自分が嫌で必死に何者かの私になろうともがく。そして、幸せとは与えられる物の様な感覚でいた私は、相手に求め、そして与えてくれない相手に苛立ちを感じる悪循環。

そして離婚する。

離婚は、私が思っていた以上に精神的に辛かった。相手の事が好きで別れたくなかったという事ではなく、こんな事になってしまったという自分に対しての情けなさと後悔。

そして身内や周りに対しての申し訳なさ。そして離婚ということは結婚に失敗した訳なので、この失敗という事実が私の自尊心を傷つけた。

こんな事でつまずきたくないと思った私は、すぐに仕事を始める。

もちろん少し気持ちが落ち着くまで休みたいという気持ちもあったけど、母が病気で精神的にも病んでいて、母からしたら私に子供ができ、孫が出来る事を望まれていた為ので、期待を裏切ったら病状が悪化するんじゃないかという私の気持ちから、離婚した事も告げる事はできなかった。

なので、実家で少し休むという事も出来なかったので、必死に自分を立て直す為に前を向き、新たな人生を構築しようと必死にもがき始めた。

この頃から、スピリチュアル的な事に本格的に興味を持ち始める。

しかし、この頃のスピリチュアルといえば、引き寄せの法則が流行り、願った事は何でも引き寄せられる的なふわふわしたスピリチュアルで、引き寄せの法則というのは確かにあるんだけど、この頃の私はあまり理解していなくて、どちらかというと逃げたい気持ちや、何かにすがりたい気持ちでスピリチュアルを捉えていた。

必死に人生を楽しもうとするけど、元夫の事で衝撃的な事実を知る事になり、さらに気持ち的には落ちていき、メンタルのバランスが崩壊する。

睡眠障害が悪化。眠れないし、精神のバランスは悪いし、でも頑張らないといけない。

仕事もしていたし、普通に生活していたけど、気持ちはいつも焦っていて、安心感なんてほど遠く、ずっと何かを求めて必死だった。

この何かというのが曲者で、何を求めているのか自分でもわかっていないから、結果何も得る事は出来ない。

とにかく仕事だ、仕事を成功させるんだ。そう思った。仕事が成功すれば、豊かになれるし、自分にも肩書きが出来る。そう思って起業した。

今だから思う事だけど、このメンタルではうまくいかない。

うまくいった部分はあったにしろ、身体も心も疲弊し何の為にやっているんだかわからなくなった。

結局のところ何をやっても、満たされない。

もう疲れたという思いと、普通にただ生活できればいいんじゃないという思いが交差していた。

そして、ふと実家に帰ろうと思う。

はっきり言って実家に帰るって、なんか負けたみたいでずっと嫌だった。

それに正直、田舎暮らしも嫌だった。つまらないし、不便だし、世間が狭くて居心地が悪い。そんな風に思っていたけど、もう東京にいる理由はなかった。

ピンと張っていた糸が切れた。ただ、それは私の心を軽くした。

そして、実際に実家に住んでみたら楽ではあった。

そして、ゆっくり時間ができた事で今までよりは自分の事が少し理解できるようになったかもしれない。

 

そして、今ならわかるけれど今までの私は、依存心、被害者意識、欠乏感、こんな気持ちを抱え、それを押し込め見てみないふりをして、必死に前向きに行動していた。

こんな精神状態では、現実は変わらない。

現実というのは、100%自分で創り上げている。自作自演なのだ。自分の想っている現実を創り出す。

なので、私の過去の現実は私自身が創りだした現実。私は頑張らないといけない。認めてもらえる何かがないと幸せになれない。私には価値がない。そのままでいてはいけない。

そんな、私の潜在意識がそのまま現実として現れた。

 

ここまで理解するのに、こんなに時間がかかってしまった。

でも、私はやっとここまできた私に言ってあげたい。

 

「今まで本当によく頑張ったよね。もうそんな風に頑張らなくてもいいし、そのままの自分で幸せになっていいんだよ」

 

と。